テレワークと出社はどちらが集中できる?|テレワークの方がやりやすいとする回答は「業務の進め方を自分で決めること」68.8%、「集中力を保つこと」54.6%
この記事の要点
- 全4項目のうち、テレワークの方がやりやすいとする回答が半数を超えたのは「業務の進め方を自分で決めること」68.8%、「時間管理スキルを磨くこと」64.1%、「集中力を保つこと」54.6%の3項目であった。「チームと連携すること」は25.8%である。最も高い「業務の進め方を自分で決めること」の内訳は「テレワークの方がやりやすい」36.5%と「どちらかといえばテレワーク」32.3%である。
- 現在フル出社で働く層(n=379)でも、テレワークの方がやりやすいとする回答は「業務の進め方を自分で決めること」45.9%、「時間管理スキルを磨くこと」43.0%であった。
- テレワークの方がやりやすいとする回答のうち、「時間管理スキルを磨くこと」は男女差が最も大きく、女性68.4%、男性60.0%で8.4ポイントの差であった。残る2項目の男女差は「業務の進め方を自分で決めること」2.0ポイント、「集中力を保つこと」0.4ポイントで小さい。
| 調査名 | テレリモ総研「テレワークと自律性・自己管理に関する調査」 |
|---|---|
| 調査主体 | 株式会社LASSIC(テレリモ総研) |
| 調査時期 | 2026年8月6日〜8月12日 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査対象 | 20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女 |
| 調査対象地域 | 日本全国 |
| 有効回答数 | n=1,011 |
| 回答数内訳 | 男性 n=520/女性 n=491/20代 n=184/30代 n=203/40代 n=253/50代 n=261/60代 n=110/フルリモート勤務 n=181/ハイブリッド勤務 n=451/フル出社 n=379/自分の判断で自由に選べる n=331/上司の承認や会社の定めで決まる n=354/業務の性質や制度により選べない n=283 |
※テレワークの方がやりやすいとする回答の割合は、「テレワークの方がやりやすい」と「どちらかといえばテレワーク」を合わせた割合である。集計表の実数から算出しているため、図表の表示値を足し合わせた値と0.1ポイント異なる場合がある。
※出社形態グループは、回答者が選んだ出社形態をもとにした区分である。ハイブリッド勤務451人は、週1日出社92人、週2日出社120人、週3日出社99人、週4日出社140人の合計である。
※出社判断の区分は、回答者が選んだ出社判断の回答をもとにした区分である。「上司の承認や会社の定めで決まる」354人は、上司の承認を得れば選べる207人、曜日・条件で会社が一律に定めている83人、原則出社で悪天候等のみテレワーク可64人の合計である。「業務の性質や制度により選べない」283人は、自分の業務上選択の余地がない129人、過去にテレワーク経験があるが現職では完全出社65人、業務特性上テレワーク実施が物理的に不可能30人、業務特性は適合するが勤務先にテレワーク制度がない25人、制度はあるが自分の業務範囲はテレワーク対象外22人、業界・職種の慣行として完全出社運用が定着12人の合計である。「完全テレワーク(出社不要)」43人は出社の選択自体が生じないため3区分とは分けて扱う。3区分の合計968人と有効回答1,011人の差は、この43人である。
テレリモ総研は、テレワーク経験者1,011名を対象に「テレワークと自律性・自己管理に関する調査」を実施した。出社時とテレワーク時のどちらがやりやすいかを4項目について尋ねたところ、テレワークの方がやりやすいとする回答は「業務の進め方を自分で決めること」68.8%、「時間管理スキルを磨くこと」64.1%、「集中力を保つこと」54.6%の3項目で半数を超えた。「チームと連携すること」は25.8%であった。
「業務の進め方を自分で決めること」はテレワークの方がやりやすいとする回答が68.8%
出社時とテレワーク時のどちらがやりやすいかを、「業務の進め方を自分で決めること」「集中力を保つこと」「時間管理スキルを磨くこと」「チームと連携すること」の4項目について、それぞれ4段階の単一回答で尋ねた。
出社時とテレワーク時のどちらがやりやすいかを、全4項目について項目別にみる(図表1)。
n=1,011/単一回答・全4項目/単位:%。本文の合計は実数から算出しており、表示値の足し合わせと0.1ポイント異なる場合がある。
テレワークの方がやりやすいとする回答は、「業務の進め方を自分で決めること」68.8%、「時間管理スキルを磨くこと」64.1%、「集中力を保つこと」54.6%の3項目で半数を超えた。「チームと連携すること」は25.8%で、出社の方がやりやすいとする回答が74.2%であった。
以下では、テレワークの方がやりやすいとする回答が半数を超えた3項目をみる。
内訳をみると、「業務の進め方を自分で決めること」は「テレワークの方がやりやすい」36.5%、「どちらかといえばテレワーク」32.3%である。「時間管理スキルを磨くこと」は「テレワークの方がやりやすい」29.5%、「どちらかといえばテレワーク」34.6%である。「集中力を保つこと」は「テレワークの方がやりやすい」29.8%、「どちらかといえばテレワーク」24.8%であった。
テレワークで自分で決められることが増えたと感じる場面は「テレワークの自己管理」で扱っている。
現在フル出社で働く層でも「業務の進め方を自分で決めること」はテレワークの方がやりやすいとする回答が45.9%
以下では、回答者が選んだ出社形態をもとにした区分(フルリモート勤務181人・ハイブリッド勤務451人・フル出社379人)別にみる。ハイブリッド勤務は、週1日出社から週4日出社までの4つを合わせたものである。
本調査の回答者はテレワークを経験したことがある人に限られており、一度もテレワークをしたことがない人は対象外である。ここでの「フル出社」は、テレワークを経験したうえで現在は出社のみで働いている人を指す。
テレワークの方がやりやすいとする回答の割合を3項目それぞれについて、出社形態別にみる(図表2)。
n数:フルリモート勤務181/ハイブリッド勤務451/フル出社379/単一回答/単位:%。テレワークの方がやりやすいとする回答(「テレワークの方がやりやすい」+「どちらかといえばテレワーク」)の割合。設問の全4項目のうち、テレワークの方がやりやすいとする回答が半数を超えた3項目。
「業務の進め方を自分で決めること」はフルリモート勤務85.6%、ハイブリッド勤務81.4%、フル出社45.9%であった。「時間管理スキルを磨くこと」はフルリモート勤務88.4%、ハイブリッド勤務72.1%、フル出社43.0%、「集中力を保つこと」はフルリモート勤務74.0%、ハイブリッド勤務65.4%、フル出社32.5%である。
現在は出社のみで働いているフル出社の区分でも、「業務の進め方を自分で決めること」45.9%、「時間管理スキルを磨くこと」43.0%と4割を超えている。最も高い項目は区分によって異なる。フルリモート勤務では「時間管理スキルを磨くこと」88.4%、ハイブリッド勤務では「業務の進め方を自分で決めること」81.4%、フル出社では「業務の進め方を自分で決めること」45.9%が最も高い。
「業務の進め方を自分で決めること」でテレワークの方がやりやすいとする回答は30代76.4%が最も高く、いずれの年代でも6割を超える
年代によって任される仕事の範囲や進め方の裁量が異なるため、年代別にもみる。年代別のn数は20代184人、30代203人、40代253人、50代261人、60代110人である。
テレワークの方がやりやすいとする回答の割合を3項目それぞれについて、年代別にみる(図表3)。
n数:20代184/30代203/40代253/50代261/60代110/単一回答/単位:%。テレワークの方がやりやすいとする回答(「テレワークの方がやりやすい」+「どちらかといえばテレワーク」)の割合。設問の全4項目のうち、テレワークの方がやりやすいとする回答が半数を超えた3項目。
「業務の進め方を自分で決めること」は30代76.4%が最も高く、40代72.3%、20代67.4%、60代64.5%、50代62.5%であった。いずれの年代でも6割を超えている。
「時間管理スキルを磨くこと」は30代68.0%、60代65.5%、20代64.1%、40代63.6%、50代60.9%であり、年代による開きは7.1ポイントで3項目のなかで最も小さい。「集中力を保つこと」は30代62.1%、20代58.7%、40代52.2%、50代50.6%、60代49.1%である。
最も高い項目は年代によって異なる。20代から50代では「業務の進め方を自分で決めること」が最も高いが、60代では「時間管理スキルを磨くこと」65.5%が「業務の進め方を自分で決めること」64.5%を上回る。
出社を自分の判断で選べる区分では「業務の進め方を自分で決めること」はテレワークの方がやりやすいとする回答が77.6%
出社するかテレワークするかを誰が決めているかによって、働き方の選びやすさが異なる可能性がある。そこで、回答者が選んだ出社判断の回答をもとにした区分別にもみる。区分の作り方は調査概要の注記に記載している。3区分の内訳は、自分の判断で自由に選べる331人、上司の承認や会社の定めで決まる354人、業務の性質や制度により選べない283人である。
テレワークの方がやりやすいとする回答の割合を3項目それぞれについて、出社判断の区分別にみる(図表4)。
n数:自分の判断で自由に選べる331/上司の承認や会社の定めで決まる354/業務の性質や制度により選べない283/単一回答/単位:%。テレワークの方がやりやすいとする回答(「テレワークの方がやりやすい」+「どちらかといえばテレワーク」)の割合。区分は、回答者が選んだ出社判断の回答をもとにした区分である。
「業務の進め方を自分で決めること」は自分の判断で自由に選べる区分77.6%、上司の承認や会社の定めで決まる区分72.9%、業務の性質や制度により選べない区分50.5%であった。「時間管理スキルを磨くこと」は同じ順に68.6%、68.4%、49.5%、「集中力を保つこと」は60.4%、59.6%、38.2%である。
自分の判断で自由に選べる区分と、上司の承認や会社の定めで決まる区分の差は、3項目のいずれも5ポイント以内であった。この2区分による差は小さい。業務の性質や制度により選べない区分でも、「業務の進め方を自分で決めること」50.5%、「時間管理スキルを磨くこと」49.5%とおよそ半数である。
「時間管理スキルを磨くこと」でテレワークの方がやりやすいとする回答は女性68.4%・男性60.0%で、3項目のなかで男女差が最も大きい
仕事の進め方や時間の使い方は男女で異なる場合があるため、男女別にもみる。男女別のn数は男性520人、女性491人である。
テレワークの方がやりやすいとする回答の割合を3項目それぞれについて、男女別にみる(図表5)。
n数:男性520/女性491/単一回答/単位:%。テレワークの方がやりやすいとする回答(「テレワークの方がやりやすい」+「どちらかといえばテレワーク」)の割合。設問の全4項目のうち、テレワークの方がやりやすいとする回答が半数を超えた3項目。
「時間管理スキルを磨くこと」は女性68.4%、男性60.0%で8.4ポイントの差であった。3項目のなかで男女差が最も大きい項目である。
残る2項目の男女差は小さい。「業務の進め方を自分で決めること」は男性69.8%、女性67.8%で2.0ポイント、「集中力を保つこと」は女性54.8%、男性54.4%で0.4ポイントの差であった。
まとめ)テレワークの方がやりやすいとする回答は全4項目のうち3項目で半数を超え、フル出社では「業務の進め方を自分で決めること」45.9%・「時間管理スキルを磨くこと」43.0%
出社時とテレワーク時のどちらがやりやすいかを尋ねたところ、「業務の進め方を自分で決めること」68.8%、「時間管理スキルを磨くこと」64.1%、「集中力を保つこと」54.6%と、4項目のうち3項目でテレワークの方がやりやすいとする回答が半数を超えた。「チームと連携すること」は25.8%であった。
出社形態別にみると、フルリモート勤務では「時間管理スキルを磨くこと」88.4%、「業務の進め方を自分で決めること」85.6%と8割台に達する。現在フル出社で働く層でも「業務の進め方を自分で決めること」45.9%、「時間管理スキルを磨くこと」43.0%と4割を超えていた。
最も高い項目は区分によって異なる。「業務の進め方を自分で決めること」が最も高いのは、出社形態別ではハイブリッド勤務とフル出社、年代別では20代から50代、出社判断の区分別では3区分すべて、男女別では男性であった。フルリモート勤務・60代・女性では「時間管理スキルを磨くこと」が最も高い。水準の幅は「業務の進め方を自分で決めること」でみると、年代別では50代62.5%から30代76.4%まで、出社判断の区分別では業務の性質や制度により選べない区分50.5%から自分の判断で自由に選べる区分77.6%までであった。
男女別では「時間管理スキルを磨くこと」の差が最も大きく、女性68.4%・男性60.0%の8.4ポイントであった。
編集責任者・所長の視点

- 編集責任者・所長竹下 颯飛
- テレリモ総研 所長 プロフィール →
- テレワークの方がやりやすいとする回答は「業務の進め方を自分で決めること」68.8%、「時間管理スキルを磨くこと」64.1%、「集中力を保つこと」54.6%の3項目で半数を超えました。一人で段取りを組み、集中を保つ作業は、テレワークの方が進めやすいと受け止められています。 半数を下回ったのは「チームと連携すること」25.8%だけでした。現在フル出社で働く層でも「業務の進め方を自分で決めること」は45.9%に達しており、いまの働き方によらず評価は共通しています。連携のとりやすさを出社日に寄せる設計が、両方の利点を活かす手がかりになりそうです。
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- 監修責任者
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- 牛尾 昭昌
- テレリモ総研 監修者/株式会社LASSIC 執行役員 事業推進本部長 プロフィール →
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よくある質問
- テレワークと出社では、どちらが集中できますか。
- A. 「集中力を保つこと」については、テレワークの方がやりやすいとする回答が54.6%で半数を超えています。テレワーク経験者1,011名に聞いたテレリモ総研の調査(2026年8月実施)では、「テレワークの方がやりやすい」29.8%、「どちらかといえばテレワーク」24.8%、「どちらかといえば出社」23.0%、「出社の方がやりやすい」22.4%でした。出社形態別にみると、テレワークの方がやりやすいとする回答はフルリモート勤務(n=181)74.0%、ハイブリッド勤務(n=451)65.4%、フル出社(n=379)32.5%です。(出所:テレリモ総研「テレワークと自律性・自己管理に関する調査」2026年、n=1,011、単一回答)
- テレワークは仕事の進め方を自分で決めやすいですか。
- A. 「業務の進め方を自分で決めること」については、テレワークの方がやりやすいとする回答が68.8%です。テレワーク経験者1,011名に聞いたテレリモ総研の調査(2026年8月実施)では、「テレワークの方がやりやすい」36.5%、「どちらかといえばテレワーク」32.3%、「どちらかといえば出社」16.1%、「出社の方がやりやすい」15.0%でした。年代別にみると、テレワークの方がやりやすいとする回答は30代76.4%、40代72.3%、20代67.4%、60代64.5%、50代62.5%で、いずれの年代でも6割を超えています。年代別のn数は20代184人、30代203人、40代253人、50代261人、60代110人です。(出所:テレリモ総研「テレワークと自律性・自己管理に関する調査」2026年、n=1,011、単一回答)
- テレワークと出社では、どちらが時間管理スキルを磨きやすいですか。
- A. 「時間管理スキルを磨くこと」については、テレワークの方がやりやすいとする回答が64.1%です。テレワーク経験者1,011名に聞いたテレリモ総研の調査(2026年8月実施)では、「テレワークの方がやりやすい」29.5%、「どちらかといえばテレワーク」34.6%、「どちらかといえば出社」20.1%、「出社の方がやりやすい」15.8%でした。男女別にみると女性68.4%、男性60.0%で、3項目のなかで男女差が最も大きい項目です。男女別のn数は男性520人、女性491人です。(出所:テレリモ総研「テレワークと自律性・自己管理に関する調査」2026年、n=1,011、単一回答)
- テレワークを経験したあとに出社のみで働いている人は、テレワークと出社のどちらがやりやすいと感じていますか。
- A. テレワークを経験したあとに現在は出社のみで働いている人でも、テレワークの方がやりやすいとする回答は「業務の進め方を自分で決めること」45.9%、「時間管理スキルを磨くこと」43.0%、「集中力を保つこと」32.5%です。テレワーク経験者1,011名に聞いたテレリモ総研の調査(2026年8月実施)で、テレワークの方がやりやすいとする回答が半数を超えた3項目について、現在フル出社で働く区分(n=379)をみた結果です。回答数内訳はフルリモート勤務181人、ハイブリッド勤務451人、フル出社379人です。(出所:テレリモ総研「テレワークと自律性・自己管理に関する調査」2026年、n=1,011、単一回答)