業務時間外の連絡、最多の対応は「状況に応じて返信する」37.7%——40代で41.4%に高まる一方、20代は「通知オフ」17.7%で最多

発行:  /  更新:

この記事の要点

  • 業務時間外の連絡への対応は「内容を確認し、状況に応じて時間外でも返信する」が37.7%で最多。「原則翌営業日まで対応しない」16.4%、「通知をオフにする」13.7%が続く
  • 「状況に応じて返信」は20代28.7%から40代41.4%へと12.7ポイント上昇。「通知をオフ」は20代17.7%が最も高く、年代で向き合い方が分かれる
  • 「業務時間外に連絡が来ない仕組みになっている」はハイブリッド勤務4.6%で、フル出社13.5%との差は8.9ポイント。男女差はほぼなし(通知オフのみ女性が3.8ポイント高い)
調査名テレリモ総研「テレワークと仕事・生活の切り替えに関する調査」
調査主体株式会社LASSIC(テレリモ総研)
調査時期2026年5月27日〜6月2日
調査方法インターネット調査
調査対象20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女
調査対象地域日本全国
有効回答数n=1,000
回答数内訳男女別:男性 n=522、女性 n=478/年代別:20代 n=181、30代 n=203、40代 n=249、50代 n=274、60代 n=93/出社形態別:フルリモート n=139、ハイブリッド n=482、フル出社 n=379
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合がある。

業務時間外の連絡、最も多い対応は「状況に応じて返信する」37.7%

テレリモ総研は、テレワーク経験者1,000名を対象に、業務時間外に上司やチームから連絡が来たときの行動を調査した。最も多い対応は「内容を確認し、状況に応じて時間外でも返信する」で37.7%であった。次いで「通知は受信するが、原則翌営業日まで対応しない」16.4%、「通知をオフにし、緊急時を除き一切確認しない」13.7%と続く。「業務時間外に業務連絡が来ない仕組みになっている」は8.9%にとどまった。

図表1:業務時間外の連絡への対応(全体)

n=1,000/単一回答/単位:%(割合の高い順)
(出所)テレリモ総研「テレワークと仕事・生活の切り替えに関する調査」(2026年)

「状況に応じて返信」は40代41.4%が最多、20代とは12.7ポイントの差

「内容を確認し、状況に応じて時間外でも返信する」を年代別にみると、20代28.7%、30代35.0%、40代41.4%と年代が上がるほど高まり、40代以降は約41%でほぼ横ばいになる。20代と40代の差は12.7ポイントである。

一方、「通知をオフにし、緊急時を除き一切確認しない」は20代が17.7%で最も高く、ほかの年代は11〜15%台にとどまる。「通知は受信するが、原則翌営業日まで対応しない」は30代21.7%が最多であった。年代が上がるほど柔軟に応じ、若い年代ほど通知そのものを遮断する傾向がみえる。

図表2:年代別にみた主な対応の割合

単一回答/単位:%(20代181/30代203/40代249/50代274/60代93)
(出所)テレリモ総研「テレワークと仕事・生活の切り替えに関する調査」(2026年)

「翌営業日まで対応しない」はハイブリッド勤務19.1%が最も高い

出社形態グループ別にみると、「状況に応じて時間外でも返信する」はフルリモート勤務40.3%、ハイブリッド勤務38.4%、フル出社35.9%の順であった。「通知は受信するが、原則翌営業日まで対応しない」はハイブリッド勤務19.1%が3形態で最も高い。

目立つのは「業務時間外に業務連絡が来ない仕組みになっている」の差で、フル出社13.5%・フルリモート勤務11.5%に対し、ハイブリッド勤務は4.6%にとどまり、最高と最低の差は8.9ポイントに開いた。出社とテレワークを行き来するハイブリッド勤務では、時間外連絡を遮断する仕組みが働きにくい様子がうかがえる。

図表3:出社形態グループ別にみた主な対応

単一回答/単位:%(フルリモート勤務139/ハイブリッド勤務482/フル出社379)
(出所)テレリモ総研「テレワークと仕事・生活の切り替えに関する調査」(2026年)

男女差は小さく、「通知オフ」のみ女性が3.8ポイント高い

男女別では、「状況に応じて時間外でも返信する」は男性37.9%・女性37.4%とほぼ同水準であった。「通知をオフにし、緊急時を除き一切確認しない」だけは男性11.9%・女性15.7%と女性が3.8ポイント高く、そのほかの項目の男女差はいずれも1ポイント未満にとどまった。

図表4:男女別にみた主な対応

単一回答/単位:%(男性522/女性478)
(出所)テレリモ総研「テレワークと仕事・生活の切り替えに関する調査」(2026年)

まとめ:時間外連絡との向き合い方は、性別より年代と働き方で分かれる

業務時間外の連絡への対応は「状況に応じて返信する」37.7%が最多で、働く人の4割弱は時間外でも柔軟に応じている。この対応は年代が上がるほど高まり、40代の41.4%がピークとなる一方、通知をオフにする対応は20代17.7%が最も高く、若い年代ほどオンとオフを明確に区切る姿勢がみられた。

出社形態別では、「連絡が来ない仕組みになっている」がハイブリッド勤務で4.6%と際立って低い。男女差はほとんどなく、時間外連絡との向き合い方を分けているのは性別ではなく、年代と働き方である。

編集責任者・所長の視点

竹下 颯飛
編集責任者・所長竹下 颯飛
テレリモ総研 所長 プロフィール →
「状況に応じて返信」が4割弱で最多という結果は、時間外連絡が個人の判断に委ねられている現実を映しています。気になるのはハイブリッド勤務で「連絡が来ない仕組み」が4.6%しかないことです。出社とテレワークが混ざる働き方ほど、境界は仕組みで守られにくい。働き方ルール調査(同月実施)で「時間外連絡を控えるルールの明文化」を望む声が26.5%と最多だったこととあわせて読みたい結果です。
監修責任者
牛尾 昭昌
牛尾 昭昌
テレリモ総研 監修者/株式会社LASSIC 執行役員 事業推進本部長 プロフィール →

この記事は、自由に転載・引用いただけます

本記事の記事・図表・データは、出典明記のうえ商用含め無償で転載・引用いただけます
転載・引用についてのご案内 →)。

グラフの元データ(CSV/JSON)は調査データダウンロード →から入手できます。

この記事のメディア掲載・引用実績

よくある質問

テレワーク中、業務時間外の連絡には返信すべきですか?
実態としては「状況に応じて返信する」人が最も多く、37.7%です。テレリモ総研が2026年5月にテレワーク経験者1,000名に実施した調査では、「原則翌営業日まで対応しない」16.4%、「通知をオフにする」13.7%と、対応しない選択をする人もあわせて3割います。返信義務の有無は勤め先のルールによるため、まず社内の取り決めを確認するのが安全だとテレリモ総研はみています。
勤務時間外の連絡を無視するのは、若手では普通なのですか?
通知そのものをオフにする対応は20代で最も高く、17.7%です。テレリモ総研の2026年5月調査(n=1,000)では、「状況に応じて返信する」は20代28.7%に対し40代41.4%と、年代が上がるほど柔軟に応じる傾向がありました。若い年代ほどオンとオフを明確に区切る姿勢が強い、とテレリモ総研は分析しています。
業務時間外に連絡が来ない仕組みがある会社は、どのくらいありますか?
全体の8.9%にとどまります。テレリモ総研の2026年5月調査(テレワーク経験者n=1,000)では、出社形態による差が大きく、フル出社13.5%に対しハイブリッド勤務は4.6%でした。出社とテレワークを行き来する働き方ほど時間外連絡を遮断する仕組みが働きにくい、とテレリモ総研はみています。

関連レポート