悪天候の日はテレワークで出社回避が50.3%、「通常通り出社した」32.6%を上回る——備えの最多は業務開始前の警報・気象情報確認37.1%

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この記事の要点

  • この1年の悪天候時、テレワークで出社を回避した人は50.3%(自分の判断17.9%・会社の指示12.2%・上司の許可8.5%・フルリモートのため該当なし11.8%)で、「通常通り出社した」32.6%を17.7ポイント上回った
  • フル出社勤務の55.3%は悪天候でも通常通り出社。「自分の判断でテレワークに切り替えた」はフル出社7.4%で、ハイブリッド勤務28.5%の約4分の1
  • ふだんの備えの最多は「警報情報・気象情報を業務開始前に確認する」37.1%。上位3項目はいずれもハイブリッド勤務で最も高い
調査名テレリモ総研「悪天候時のテレワーク・BCPに関する調査」
調査主体株式会社LASSIC(テレリモ総研)
調査時期2026年6月15日〜6月17日
調査方法インターネット調査
調査対象20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女
調査対象地域日本全国
有効回答数n=1,004
回答数内訳男女別:男性 n=523、女性 n=481/年代別:20代 n=178、30代 n=201、40代 n=245、50代 n=270、60代 n=110/出社形態別:フルリモート n=166、ハイブリッド n=471、フル出社 n=367
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合がある。

悪天候のときのテレワークへの備え、最多は「警報情報・気象情報を業務開始前に確認する」37.1%

テレリモ総研は、テレワーク経験者1,004名を対象に、悪天候時のテレワークに備えてふだん行っている工夫(複数回答・全11項目)と、この1年の悪天候のときに取った行動(単一回答・全8項目)を調査した。備えの最多は「警報情報・気象情報を業務開始前に確認する」37.1%で、「上司・チームへ早めにテレワークすることを共有する」24.8%、「自宅の通信環境を予め整備しておく」24.5%が続いた。

※フル出社の回答者は、実践している工夫ではなく興味のある工夫を回答している。

図表1:悪天候のときのテレワークに備えてふだん行っている工夫(全体出現率)

n=1,004/全11項目から複数選択/単位:%(出現率の高い順)
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワーク・BCPに関する調査」(2026年)

備えの上位3項目は、いずれもハイブリッド勤務で最も高い

備えの上位3項目を出社形態グループ別にみると、「警報情報・気象情報を業務開始前に確認する」はフルリモート勤務30.1%、ハイブリッド勤務41.6%、フル出社34.3%であった。「上司・チームへ早めにテレワークすることを共有する」は13.3%・34.6%・17.4%、「自宅の通信環境を予め整備しておく」は21.7%・29.3%・19.6%となる。3項目とも、出社とテレワークを日常的に切り替えるハイブリッド勤務で最も高い。

図表2:悪天候のときのテレワークへの備え・上位3項目(出社形態グループ別)

複数回答/単位:%(フルリモート勤務166/ハイブリッド勤務471/フル出社367)
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワーク・BCPに関する調査」(2026年)

テレワークで悪天候時の出社を回避した人は50.3%、「通常通り出社した」32.6%を上回る

この1年の悪天候のときに取った行動では、「通常通り出社した」が32.6%で単独最多であった。一方、テレワークへ切り替えた人は「自分の判断で」17.9%・「会社の指示で」12.2%・「上司の許可を得て」8.5%に分かれ、自分の判断が最も多い。「フルリモートのため該当なし」は11.8%、「出社時刻を遅らせた/早めに退社した」は10.5%である。

切り替え3経路ともともとフルリモートの人を合わせると、テレワークによって悪天候時の出社を回避した人は50.3%となり、「通常通り出社した」32.6%を17.7ポイント上回った。

※過去1年間に悪天候の経験がない回答者は、もし起きたらどうするかの想定、または「経験がない」(4.6%)を回答している。

図表3:この1年の悪天候のときに取った行動(全体)

n=1,004/単一回答/単位:%(回答の多い順)
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワーク・BCPに関する調査」(2026年)

フル出社勤務の55.3%は悪天候でも通常通り出社、自分の判断での切り替えはハイブリッド勤務の約4分の1

切り替えと出社に関わる4項目を、ハイブリッド勤務とフル出社で比較する(出社が前提でないフルリモート勤務n=166は比較から除外)。「通常通り出社した」はハイブリッド勤務21.0%に対しフル出社55.3%で、フル出社勤務の半数超が悪天候でも通常通り出社していた。「自分の判断でテレワークに切り替えた」はハイブリッド勤務28.5%・フル出社7.4%で約4分の1である。

「上司の許可を得て」はハイブリッド勤務13.8%・フル出社3.5%、「会社からテレワーク・在宅指示が出た」は18.0%・7.6%であった。フル出社勤務でも、3経路のいずれかでテレワークに移行した人は計18.5%にのぼる。

図表4:悪天候のときに取った行動(ハイブリッド勤務とフル出社の比較)

単一回答/単位:%(ハイブリッド勤務471/フル出社367)/フルリモート勤務(n=166)は出社が前提でないため除外
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワーク・BCPに関する調査」(2026年)

まとめ:悪天候時の出社回避は多数派に、ただしフル出社層の半数超は今も出社している

この1年の悪天候時、テレワークで出社を回避した人は50.3%と、「通常通り出社した」32.6%を上回った。切り替え経路では自分の判断(17.9%)が最も多く、悪天候時のテレワークは個人の判断で使う安全策として定着しつつある。

一方、フル出社勤務の55.3%は悪天候でも通常通り出社しており、自分の判断で切り替えられた人は7.4%にとどまる。備えの上位3項目がいずれもハイブリッド勤務で最も高いことも含め、悪天候への対応力は日常的にテレワークを使える環境があるかどうかで大きく分かれている。

編集責任者・所長の視点

竹下 颯飛
編集責任者・所長竹下 颯飛
テレリモ総研 所長 プロフィール →
出社回避が半数を超え、悪天候時のテレワークは「例外」から「標準的な選択肢」になりました。それでもフル出社層の半数超は、危険な日も通常通り出社しています。備えの上位3項目がすべてハイブリッド勤務で最も高いのは示唆的です。ふだんから切り替えている人ほど、いざという日に備えられる。悪天候対応の実力は、平時の働き方の柔軟性で決まるのだと思います。
監修責任者
牛尾 昭昌
牛尾 昭昌
テレリモ総研 監修者/株式会社LASSIC 執行役員 事業推進本部長 プロフィール →

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よくある質問

台風の日、みんな出社しているのですか?テレワークですか?
テレワークで出社を回避した人が多数派です。テレリモ総研が2026年6月にテレワーク経験者1,004名に実施した調査では、この1年の悪天候時に「通常通り出社した」のは32.6%。自分の判断17.9%・会社の指示12.2%・上司の許可8.5%にもともとフルリモートの11.8%を合わせた50.3%が、テレワークで出社を回避していました。悪天候時のテレワークは標準的な選択肢になりつつある、とテレリモ総研はみています。
悪天候に備えて、テレワークのために何を準備しておけばよいですか?
まず情報の確認と早めの共有です。テレリモ総研の2026年6月調査(n=1,004・複数回答)では、実践されている備えは「警報情報・気象情報を業務開始前に確認する」37.1%、「上司・チームへ早めにテレワークすることを共有する」24.8%、「自宅の通信環境を予め整備しておく」24.5%が上位でした。業務資料を事前にクラウドへ保存する工夫も19.2%が実践しており、通信環境と資料の事前準備が在宅勤務への即時切り替えを支える、とテレリモ総研は分析しています。
台風の日に、上司に聞かずに自分の判断で在宅勤務へ切り替えてもよいのですか?
可否は勤め先の制度とルールで決まります。就業規則やテレワーク規程を確認するか、人事・総務へ問い合わせるのが確実です。テレリモ総研の2026年6月調査(テレワーク経験者n=1,004)では、この1年の悪天候時に「自分の判断でテレワークに切り替えた」人はハイブリッド勤務で28.5%、ふだんフル出社の人でも7.4%いました。フル出社でも3経路合計18.5%がテレワークに移行しており、事前にルールを確認しておくことが悪天候の朝の迷いをなくす、とテレリモ総研はみています。

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