2026年度内の転職を考える人は20.8%|転職先選びのテレワーク条件、最多は「迷ったらテレワークの自由度で決める」26.7%
この記事の要点
- 2026年度の下期が始まる10月に向けた気持ちを単一回答で尋ねたところ、「年内に転職を決めたい」11.1%と「年度末までに転職したい」9.7%を合わせると20.8%であった。20代では「テレワークなど働き方の条件を会社と交渉したい」が19.6%で、全年代のなかで最も高い。
- 転職・求人を検討するときのテレワーク条件では、「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」が26.7%で最も多かった(前月比−4.1ポイント)。「テレワークの有無は転職判断に影響しない」は7.1%(同+1.8ポイント)で、テレワーク条件を考慮するほうが多数派である。
- 現在フル出社で働く層(n=379)の、週1日以上のテレワークを希望する割合は57.8%と過半数であった。一方、同じ層で勤め先が週1日以上のテレワークを認めているのは35.1%で、希望のほうが22.7ポイント上回った。
- スキルアップや学び直しでは、「特に取り組んでおらず、予定もない」38.6%を除くと「資格取得を目指している」20.5%が最も多かった。年代別では20代35.3%、30代27.6%と若い年代で高い。
| 調査名 | テレリモ総研「下期の意向と学び直しに関する調査」 |
|---|---|
| 調査主体 | 株式会社LASSIC(テレリモ総研) |
| 調査時期 | 2026年8月6日〜8月12日 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査対象 | 20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女 |
| 調査対象地域 | 日本全国 |
| 有効回答数 | n=1,011 |
| 回答数内訳 | 男女別:男性 n=520、女性 n=491/年代別:20代 n=184、30代 n=203、40代 n=253、50代 n=261、60代 n=110/出社形態グループ別:フルリモート勤務 n=181、ハイブリッド勤務 n=451、フル出社 n=379 |
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合がある。※本文中の「前月比」は2026年7月調査(n=1,004、同一設計)との比較であり、定点調査を実施している設問に付記している。※クロス集計は各層の基数(n)で算出した。
テレリモ総研は、テレワーク経験のある全国20〜65歳の就労者1,011人を対象に、「下期の意向と学び直しに関する調査」を2026年8月に実施した。2026年度の下期に向けて、「年内に転職を決めたい」11.1%と「年度末までに転職したい」9.7%を合わせた20.8%が年度内の転職を考えている。転職・求人を検討するときの条件では「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」が26.7%で最も高い。現在フル出社で働く層でも、57.8%が週1日以上のテレワークを希望している。
10月に始まる2026年度下期に向けて、年度内の転職を考える人は20.8%、20代は働き方条件の交渉が19.6%
2026年度の下期が始まる10月に向けて、いまの気持ちに最も近いものを単一回答で尋ねた。なお本調査は2026年8月に実施しており、下期が始まる前の時点での回答である。
下期に向けた気持ちをみると、「特に変化は求めていない」が42.7%で最も多く、次いで「今の会社で成果を出したい」24.6%であった(図表1)。転職に関する回答では「年内に転職を決めたい」が11.1%、「年度末までに転職したい」が9.7%であり、両者を合わせると20.8%となった。「テレワークなど働き方の条件を会社と交渉したい」は11.7%であった。
n=1,011/単一回答・全6項目/単位:%。灰色の2項目は、下期に向けて考えていることを挙げなかった回答。
年代別にみると、「テレワークなど働き方の条件を会社と交渉したい」は20代19.6%、30代12.8%、40代10.7%、50代7.7%、60代8.2%であった(図表2)。20代が全年代のなかで最も高い。「年内に転職を決めたい」は20代15.2%、40代14.6%、30代12.3%と、20〜40代がいずれも1割台前半から半ばに並んだ。「年度末までに転職したい」は30代14.8%が最も高く、20代12.5%が続いた。
基数:20代n=184/30代n=203/40代n=253/50代n=261/60代n=110(単一回答)/単位:%。
転職先選びのテレワーク条件、最多は「迷ったらテレワークの自由度で決める」26.7%、次いで「制度がない会社は応募候補から外す」22.5%
もし転職や求人を考えるときにテレワークに関する条件をどう考えるかを、複数回答で尋ねた。
採用市場でのテレワークの影響をみると、「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」が最も多く26.7%となった。これは、2026年7月調査比(以下、前月比)で−4.1ポイントであった(図表3)。次いで「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」22.5%(同+1.3ポイント)、「出社頻度を自分で選べることを重視する」18.3%(同−0.5ポイント)が続いた。「テレワークより給与・待遇を優先する」は16.8%(同+0.3ポイント)、「テレワークより仕事内容を優先する」は15.3%(同+0.5ポイント)であった。「フルリモート可能な会社を最優先する」は14.1%(同−2.8ポイント)、「テレワーク可能なら多少給与が低くても応募する」は14.0%(同−3.0ポイント)、「テレワークできないなら転職を考える」は6.8%(同+2.2ポイント)となった。複数回答のため、選択率の合計は100%を超える。
「テレワークの有無は転職判断に影響しない」は7.1%(前月比+1.8ポイント)であった。「今は転職を考えていない」は25.4%(同−4.8ポイント)で、前月から減少した。この項目は転職自体を考えていない回答であり、テレワーク条件をどう考えるかとは分けて扱う。
n=1,011/複数回答/単位:%。複数回答のため、選択率の合計は100%を超える。灰色の「テレワークの有無は転職判断に影響しない」は、転職判断にテレワーク条件を用いていない回答。最下段の薄い灰色の「今は転職を考えていない」は、転職自体を考えていない回答。
テレワーク条件を転職判断に用いる割合は20〜50代で2割超、「テレワークの自由度で決める」は30代が最多の33.5%
年代別にみると、「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」は30代33.5%が最も高く、50代28.7%、40代25.7%、20代22.3%と続いた(図表4)。20代から50代までのいずれの年代でも2割を超えている。60代は19.1%であった。
「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」は20代28.3%が最も高く、30代23.6%、40代21.7%、50代21.5%と、こちらも20〜50代のいずれの年代でも2割を超えた。「テレワーク可能なら多少給与が低くても応募する」は20代20.7%、30代17.7%、40代11.9%、50代11.5%、60代7.3%で、年代が上がるほど低い。
基数:20代n=184/30代n=203/40代n=253/50代n=261/60代n=110(複数回答)/単位:%。
現在フル出社で働く層の57.8%が週1日以上のテレワークを希望、勤め先が認めているのは35.1%
テレワークの希望日数と勤め先で認められている日数(以下「実態」)をみると、週1日以上のテレワークを希望する割合は80.2%(811人)であった(図表5)。一方、勤め先が週1日以上のテレワークを認めている割合は70.6%(714人)で、希望のほうが9.6ポイント上回った。前月は希望83.6%・実態72.4%であった。希望と実態はそれぞれ独立した構成比であり、個人単位で突き合わせたものではない。
週5日(フルリモート)では、希望23.6%(前月比−3.3ポイント)に対し、認められている割合は21.2%(同−0.4ポイント)であった。
n=1,011/単一回答・定点調査を実施している設問/単位:%。希望と実態はそれぞれ独立した構成比であり、個人単位で突き合わせたものではない。
現在フル出社で働く層(n=379)に絞ると、週1日以上のテレワークを希望する割合は57.8%(219人)と過半数であった。その内訳は週1日17.7%、週2日15.3%、週3日10.0%、週4日3.2%、週5日(フルリモート)11.6%である(図表6)。希望しない(週0日)は42.2%であった。同じ層で勤め先が週1日以上のテレワークを認めているのは35.1%(133人)で、希望のほうが22.7ポイント上回った。
現在フル出社で働く層 n=379/単一回答/単位:%。週1日以上の合計は57.8%、週0日「希望しない」は42.2%。
テレワークを希望する理由の最多は「雨や台風の日の通勤を避けたい」80.2%、フル出社層でも77.8%
テレワーク/出社を希望する理由として、「とても当てはまる」と「やや当てはまる」を合わせた割合(以下「当てはまる」の合計)でみた。最も多いのは「雨や台風の日の通勤を避けたい」80.2%(前月比+0.7ポイント)であった(図表7)。「暑さ・寒さの中の通勤を避けたい」77.2%(同+1.0ポイント)がこれに続いた。「通勤時間を有効に使いたい」72.1%(同+3.1ポイント)、「集中して働きたい」71.9%(同+4.5ポイント)、「花粉症・感染症を避けたい」57.1%(同+2.7ポイント)と続き、テレワークを希望する理由が出社を希望する理由をいずれも上回った。
出社を希望する理由では、「同僚と直接会いたい」40.7%(前月比+1.0ポイント)が最も高かった。「気候が良いので出社したい」37.5%(同+1.1ポイント)、「家では集中できない」31.9%(同−2.7ポイント)が続いた。
n=1,011/定点調査を実施している設問。「とても当てはまる」+「やや当てはまる」の合計/単位:%。青の3項目は、出社を希望する理由。
現在フル出社で働く層(n=379)でも、「雨や台風の日の通勤を避けたい」は「当てはまる」の合計で最多の77.8%、「暑さ・寒さの中の通勤を避けたい」は74.1%であった(図表8)。「集中して働きたい」68.9%、「通勤時間を有効に使いたい」65.2%が続き、「花粉症・感染症を避けたい」47.8%と「同僚と直接会いたい」47.5%がほぼ同水準で並んだ。
現在フル出社で働く層 n=379/定点調査を実施している設問。「とても当てはまる」+「やや当てはまる」の合計/単位:%。青の3項目は、出社を希望する理由。
学び直しに取り組む割合は20代で高く、「資格取得を目指している」は35.3%
スキルアップや学び直しについて、取り組んでいることや考えを複数回答で尋ねた。
「特に取り組んでおらず、予定もない」38.6%を除くと、最も多いのは「資格取得を目指している」20.5%であった(図表9)。「学び直したいが、時間が取れない」18.6%、「テレワークで生まれた時間を学習に充てている」17.2%、「オンライン講座などで学習している」16.8%が続き、「何を学べばいいかわからない」は8.0%であった。複数回答のため、選択率の合計は100%を超える。
n=1,011/複数回答/単位:%。複数回答のため、選択率の合計は100%を超える。灰色の項目は、学び直しに取り組んでおらず予定もない回答。
年代別にみると、「資格取得を目指している」は20代35.3%、30代27.6%、40代17.0%、50代13.0%、60代8.2%であった(図表10)。「テレワークで生まれた時間を学習に充てている」は20代27.7%、30代22.7%で、いずれも全体の17.2%を上回った。「オンライン講座などで学習している」は20代22.8%、40代16.6%、30代15.8%、50代15.7%、60代11.8%で、年代による差は他の2項目より小さい。
「学び直したいが、時間が取れない」を挙げた割合は、現在フル出社で働く層23.2%、ハイブリッド勤務16.6%、フルリモート勤務13.8%であった。
基数:20代n=184/30代n=203/40代n=253/50代n=261/60代n=110(複数回答)/単位:%。実際に取り組んでいる3項目。
10月に始まる下期に向けて2割が転職を意識、テレワーク条件は20〜50代で判断に用いられ、フル出社層では週1日以上の希望が実態を22.7ポイント上回る
2026年度の下期に向けて、「年内に転職を決めたい」11.1%と「年度末までに転職したい」9.7%を合わせると20.8%であった。「テレワークなど働き方の条件を会社と交渉したい」は全体で11.7%、20代では19.6%で全年代のなかで最も高かった。
転職・求人を検討するときのテレワーク条件では、「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」が26.7%で最も多く、前月から4.1ポイント減少した。年代別では30代33.5%が最も高く、20代から50代までのいずれの年代でも2割を超えた。「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」も20〜50代のいずれの年代で2割を超えている。
テレワークの希望日数と、勤め先で認められている日数(実態)にも差がみられた。週1日以上のテレワークを希望する割合は80.2%である一方、勤め先が週1日以上を認めている割合は70.6%で、希望のほうが9.6ポイント上回った。現在フル出社で働く層では、週1日以上を希望する割合が57.8%、同じ層で勤め先が認めている割合が35.1%で、希望のほうが22.7ポイント上回った。
テレワークを希望する理由を「とても当てはまる」「やや当てはまる」の合計でみると、「雨や台風の日の通勤を避けたい」が80.2%で最も高かった。現在フル出社で働く層でも最多で77.8%であった。
スキルアップや学び直しでは、「特に取り組んでおらず、予定もない」38.6%を除くと「資格取得を目指している」20.5%が最も多かった。年代別では20代35.3%、30代27.6%が高い一方、「オンライン講座などで学習している」は20代22.8%から50代15.7%までのあいだに収まり、年代による差が小さかった。
編集責任者・所長の視点

- 編集責任者・所長竹下 颯飛
- テレリモ総研 所長 プロフィール →
- 下期に向けて年度内の転職を考える人が20.8%と、2割を超えました。数字そのものより、20代の19.6%が「働き方の条件を会社と交渉したい」を選んだ点に注目したいところです。辞めるか残るかの二択ではなく、条件を変えて残る道を探る層が一定数います。 現在フル出社で働く層でも、週1日以上のテレワークを希望する割合は57.8%でした。勤め先が認めている35.1%との差は22.7ポイントあります。この差は、採用市場では他社が埋められる余地として映ります。
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- 監修責任者
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- 牛尾 昭昌
- テレリモ総研 監修者/株式会社LASSIC 執行役員 事業推進本部長 プロフィール →
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よくある質問
- 2026年度の下期に転職を考えている人はどのくらいいますか。
- 年度内の転職を考えている人は20.8%です。 テレワーク経験のある全国20〜65歳の就労者1,011人に聞いたテレリモ総研の調査(2026年8月実施)で、2026年度の下期が始まる10月に向けた気持ちに最も近いものをひとつ選んでもらったところ、「特に変化は求めていない」42.7%、「今の会社で成果を出したい」24.6%、「テレワークなど働き方の条件を会社と交渉したい」11.7%、「年内に転職を決めたい」11.1%、「年度末までに転職したい」9.7%、「その他」0.2%でした。 「年内に転職を決めたい」11.1%と「年度末までに転職したい」9.7%を合わせた20.8%が、年度内の転職を考えていることになります。年代別では「テレワークなど働き方の条件を会社と交渉したい」が20代19.6%で最も高く、転職ではなく現職で条件を見直したい層も一定数います。 (出所:テレリモ総研「下期の意向と学び直しに関する調査」2026年、n=1,011、単一回答) 年代別の内訳は本記事の図表2でご覧いただけます。
- テレワーク経験者はスキルアップや学び直しに取り組んでいますか。
- 最も多いのは「資格取得を目指している」20.5%です(「特に取り組んでおらず、予定もない」38.6%を除く)。 テレワーク経験のある全国20〜65歳の就労者1,011人に聞いたテレリモ総研の調査(2026年8月実施)で、スキルアップや学び直しについて取り組んでいることや考えを複数回答で尋ねたところ、「特に取り組んでおらず、予定もない」38.6%、「資格取得を目指している」20.5%、「学び直したいが、時間が取れない」18.6%、「テレワークで生まれた時間を学習に充てている」17.2%、「オンライン講座などで学習している」16.8%、「何を学べばいいかわからない」8.0%でした。 「テレワークで生まれた時間を学習に充てている」17.2%という回答からは、通勤がなくなったことで生まれた時間を学習に向けている層が一定数いることがわかります。 (出所:テレリモ総研「下期の意向と学び直しに関する調査」2026年、n=1,011、複数回答) 年代別の内訳は本記事の図表10でご覧いただけます。
- 学び直しへの取り組みは年代や出社形態で違いますか。
- 違います。「資格取得を目指している」は20代35.3%に対し、60代は8.2%です。 テレワーク経験のある全国20〜65歳の就労者1,011人に聞いたテレリモ総研の調査(2026年8月実施)を年代別にみると、「資格取得を目指している」は20代35.3%、30代27.6%、40代17.0%、50代13.0%、60代8.2%でした。「テレワークで生まれた時間を学習に充てている」は20代27.7%、30代22.7%で、いずれも全体の17.2%を上回っています。 一方、「オンライン講座などで学習している」は20代22.8%、40代16.6%、30代15.8%、50代15.7%、60代11.8%と、年代による差が他の2項目より小さく、幅広い年代に届く訴求材料になりえます。出社形態別では「学び直したいが、時間が取れない」を挙げた割合が現在フル出社で働く層23.2%、ハイブリッド勤務16.6%、フルリモート勤務13.8%でした。 (出所:テレリモ総研「下期の意向と学び直しに関する調査」2026年、20代 n=184・30代 n=203・40代 n=253・50代 n=261・60代 n=110、複数回答) 年代別の内訳は本記事の図表10でご覧いただけます。