転職先、決め手は「テレワークの自由度」30.8%で最多 ― フル出社層も64.4%が週1日以上のテレワークを希望

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この記事の要点

  • 転職の判断で「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」が30.8%で最多となり、前月から1.8ポイント増加した。
  • 現在フル出社で働く層でも64.4%が週1日以上のテレワークを希望し、週5日(フルリモート)の希望も16.0%あった。
  • 求人情報で詳しく知りたい情報の最多は「テレワークの実際の運用ルール」15.8%で、「給与の内訳」14.3%を上回った。
調査名テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」
調査主体株式会社LASSIC(テレリモ総研)
調査時期2026年7月2日〜7月6日
調査方法インターネット調査
調査対象20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女
調査対象地域日本全国
有効回答数n=1,004
回答数内訳男女別:男性 n=522、女性 n=482/年代別:20代 n=190、30代 n=200、40代 n=249、50代 n=268、60代 n=97/出社形態別:フルリモート n=150、ハイブリッド n=466、フル出社 n=388
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合がある。
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調査レポートPDF(2026年7月版・全12ページ)
社内共有・印刷・会議資料への引用にご活用いただけるPDF版です。本記事の全図表と調査概要を収録しています。

テレリモ総研は、テレワーク経験のある全国20〜65歳の就労者1,004人を対象に、「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」を2026年7月に実施した。転職の判断では「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」が30.8%で最も高く、前月から1.8ポイント増加した。現在フル出社で働く層でも、64.4%が週1日以上のテレワークを希望している。求人情報で詳しく知りたい情報の最多は「テレワークの実際の運用ルール」15.8%で、「給与の内訳」14.3%を上回った。

転職先、「迷ったらテレワークの自由度で決める」が最多の30.8%、前月から1.8ポイント増

もし転職や求人を考えるときに、テレワークに関する条件をどう考えるかを複数回答で尋ねた。最も高いのは「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」30.8%で、前月から1.8ポイント増加した(図表1)。次いで「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」21.2%、「出社頻度を自分で選べることを重視する」18.8%が続いた。

「テレワーク可能なら多少給与が低くても応募する」は17.0%、「フルリモート可能な会社を最優先する」は16.9%(前月比+1.9ポイント)であった。「テレワークより給与・待遇を優先する」は16.5%(同+0.2ポイント)、「テレワークより仕事内容を優先する」は14.8%(同−0.2ポイント)となった。「テレワークできないなら転職を考える」は4.6%(同+1.0ポイント)であった。

「テレワークの有無は転職判断に影響しない」は5.3%(前月比−0.2ポイント)で、前月からさらに減少した。「今は転職を考えていない」は30.2%(同+4.5ポイント)であった。

図表1:転職・求人検討時、テレワーク条件をどう考えるか(全体)

n=1,004/複数回答/単位:%/( )内は前月比(2026年6月調査との差)。灰色の2項目は、転職判断にテレワーク条件を用いない回答。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

「テレワークの自由度で決める」は30代36.5%・40代34.9%、20〜40代で3割前後

年代別にみると、「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」は30代36.5%、40代34.9%、20代30.5%の順で高かった(図表2)。50代は26.5%、60代は20.6%が続いた。60代はn=97のため参考値である。

「テレワーク可能なら多少給与が低くても応募する」は30代23.0%が最も高かった。「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」は20代23.7%、30代23.0%、40代22.9%と、20〜40代でいずれも2割を超えた。

図表2:転職・求人検討時、テレワーク条件をどう考えるか(年代別・3項目)

年代別選択率/単位:%/基数:20代 n=190、30代 n=200、40代 n=249、50代 n=268、60代 n=97。※60代はn=97のため参考値。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

週1日以上のテレワーク希望は83.6%、勤め先の許容は72.4%で差は11.2ポイント

テレワークの希望日数と勤め先の許容日数をみると、週1日以上のテレワークを希望する割合は83.6%(839人)であった(図表3)。一方、勤め先が週1日以上のテレワークを許容する割合は72.4%(727人)で、両者の差は11.2ポイントとなった。前月は希望84.4%・許容71.5%、差は12.9ポイントであった。

週5日(フルリモート)では、希望26.9%(前月比+2.0ポイント)に対し、許容は21.6%(同−0.3ポイント)であった。

図表3:テレワークの希望日数と、勤め先で認められている日数の分布

n=1,004/単一回答(定点設問)/単位:%。前月比(2026年6月調査との差)は本文に記載。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

現在フル出社で働く層でも、64.4%が週1日以上のテレワークを希望

現在フル出社で働く層(n=388)に絞ると、週1日以上のテレワークを希望する割合は64.4%であった。週5日(フルリモート)の希望も16.0%にのぼる(図表4)。内訳は週1日21.1%、週2日16.5%、週3日8.2%、週4日2.6%であり、希望しない(週0日)は35.6%であった。

図表4:現在フル出社で働く層が希望するテレワーク日数の分布

現在フル出社で働く層 n=388/単一回答/単位:%。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

テレワークを希望する理由、最多は「雨や台風の日の通勤を避けたい」79.5%

テレワーク/出社を希望する理由を、「とても当てはまる」と「やや当てはまる」を合わせた割合(以下「当てはまる」の合計)でみた。最も多いのは「雨や台風の日の通勤を避けたい」79.5%であった(図表5)。「暑さ・寒さの中の通勤を避けたい」76.2%がこれに続いた。「通勤時間を有効に使いたい」69.0%、「集中して働きたい」67.5%、「花粉症・感染症を避けたい」54.4%と続き、テレワークを希望する理由が出社を希望する理由をいずれも上回った。

出社を希望する理由では、「同僚と直接会いたい」39.7%(前月比+2.6ポイント)が最も高かった。「気候が良いので出社したい」36.4%(同−2.3ポイント)、「家では集中できない」34.6%(同+3.4ポイント)が続いた。

図表5:テレワーク/出社を希望する理由で「当てはまる」と答えた割合(全体)

「とても当てはまる」+「やや当てはまる」の合計/n=1,004・定点設問/単位:%/( )内は前月比(2026年6月調査との差)。灰色の3項目は、出社を希望する理由。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

現在フル出社で働く層でも、「雨や台風の日の通勤を避けたい」は「当てはまる」の合計で79.1%であった。「暑さ・寒さの中の通勤を避けたい」も73.4%にのぼる(図表6)。

図表6:現在フル出社で働く層の「通勤を避けたい」理由の割合

「とても当てはまる」+「やや当てはまる」の合計/現在フル出社で働く層 n=388/単位:%。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

求人情報で「もっと詳しく知りたい」情報の最多は「テレワークの実際の運用ルール」15.8%、給与の内訳を上回る

求人情報でもっと詳しく知りたい情報を聞いたところ(単一選択)、「特にない」を除いて最も高いのは「テレワークの実際の運用ルール」15.8%であった(図表7)。「給与の内訳(基本給・手当など)」14.3%がこれに続いた。「1日の具体的な仕事の流れ」9.6%、「実際に働いている人の声」7.3%と続き、「特にない」は27.0%であった。

図表7:求人情報でもっと詳しく知りたい情報(全12項目)

n=1,004/単一選択/単位:%。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

年代別にみると、「テレワークの実際の運用ルール」を選んだ層は40代が20.9%で最も高く(図表8)、「給与の内訳」11.6%を9.3ポイント上回った。30代では「給与の内訳」22.0%が「テレワークの実際の運用ルール」15.5%を上回った。20代は両項目とも16.8%で並んだ。50代は「テレワークの実際の運用ルール」13.1%が「給与の内訳」10.8%を上回った。60代(n=97のため参考値)では「給与の内訳」10.3%が「テレワークの実際の運用ルール」9.3%をわずかに上回った。

図表8:「テレワークの実際の運用ルール」と「給与の内訳」を選んだ割合(年代別)

年代別選択率(単一選択・2項目)/単位:%/基数:20代 n=190、30代 n=200、40代 n=249、50代 n=268、60代 n=97。※60代はn=97のため参考値。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

この夏に見直すなら「働く場所や時間の自由度を高めたい」21.2%が最多、30代では28.0%

この夏(お盆休み)に働き方やキャリアを見直すとしたら考えたいことを尋ねた(単一選択)。見直しの内容では「働く場所や時間の自由度を高めたい」が21.2%で最も高い(図表9)。「転職を考えたい」12.3%、「副業・兼業を始めたい」7.8%、「地方・郊外への移住を考えたい」1.6%が続いた。「今の働き方を続けたい」は28.9%、「特に考えることはない」は28.3%であった。

年代別にみると、30代は「働く場所や時間の自由度を高めたい」28.0%、「転職を考えたい」21.0%で、いずれも全年代で最も高かった。20代は「働く場所や時間の自由度を高めたい」23.2%であった。60代は「今の働き方を続けたい」39.2%であった(n=97のため参考値)。

図表9:この夏(お盆休み)に働き方やキャリアを見直すとしたら考えたいこと

n=1,004/単一選択(選択率の合計=100%)・全6項目/単位:%。
(出所)テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」(2026年)

まとめ:転職の決め手はテレワークの自由度、求人情報では運用ルールの開示が問われる

転職の判断において最も多いのは「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」30.8%で、前月から1.8ポイント増加した。年代別では30代36.5%、40代34.9%、20代30.5%と、20〜40代で3割前後に並んだ。

テレワークの希望日数と、勤め先で認められている日数にも差がみられた。週1日以上のテレワークを希望する割合は83.6%である一方、勤め先が認めている割合は72.4%で、差は11.2ポイントであった。現在フル出社で働く層でも、週1日以上の希望は64.4%、週5日(フルリモート)の希望は16.0%であった。

求人情報でもっと詳しく知りたい情報では、「特にない」を除くと「テレワークの実際の運用ルール」15.8%が最も高く、「給与の内訳」14.3%を上回った。採用側にとっては、給与水準の提示だけでなく、テレワークの実際の運用ルールをどこまで具体的に開示できるかが、応募獲得の分かれ目になるといえる。

編集責任者・所長の視点

竹下 颯飛
編集責任者・所長竹下 颯飛
テレリモ総研 所長 プロフィール →
「迷ったら自由度で決める」が3割を超え、テレワーク条件は給与と並ぶ比較軸になりました。注目したいのは求人情報への要望です。知りたい情報の最多が給与ではなく「実際の運用ルール」だったことは、制度の有無だけでは判断材料にならない実態を示します。出社頻度の決まり方や例外運用まで求人票に書けるかどうかが、応募獲得の差になるとみています。
監修責任者
牛尾 昭昌
牛尾 昭昌
テレリモ総研 監修者/株式会社LASSIC 執行役員 事業推進本部長 プロフィール →

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よくある質問

テレワークやリモートワークの経験がある人は、求人情報のどんな内容をもっと詳しく知りたいと思っていますか。
最も多いのは「テレワークの実際の運用ルール」で15.8%です(「特にない」27.0%を除く)。 テレワーク経験のあるワーキングパーソン1,004名に聞いたテレリモ総研の調査(2026年7月実施)で、求人情報でもっと詳しく知りたい情報をひとつ選んでもらったところ、「特にない」27.0%、「テレワークの実際の運用ルール」15.8%、「給与の内訳(基本給・手当など)」14.3%、「1日の具体的な仕事の流れ」9.6%、「実際に働いている人の声」7.3%、「残業の実態(平均時間など)」6.5%、「昇給・昇格の実績」5.2%、「一緒に働くメンバーや責任者の情報」4.0%、「評価制度の具体的な仕組み」3.7%、「離職率や平均勤続年数」3.5%、「使用するツールや技術」1.6%、「入社後の研修・フォロー体制」1.6%でした。 「テレワークの実際の運用ルール」15.8%は、「給与の内訳(基本給・手当など)」14.3%を1.5ポイント上回っています。 (出所:テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」2026年、n=1,004、単一選択) 年代別の内訳は本記事の図表8でご覧いただけます。
求人情報で詳しく知りたい内容は、年代によって違いますか。
違います。40代は「テレワークの実際の運用ルール」20.9%が「給与の内訳(基本給・手当など)」11.6%を上回り、30代は「給与の内訳(基本給・手当など)」22.0%が「テレワークの実際の運用ルール」15.5%を上回ります。 テレワーク経験のあるワーキングパーソン1,004名に聞いたテレリモ総研の調査(2026年7月実施)で年代別にみると、「テレワークの実際の運用ルール」は20代16.8%・30代15.5%・40代20.9%・50代13.1%・60代9.3%、「給与の内訳(基本給・手当など)」は20代16.8%・30代22.0%・40代11.6%・50代10.8%・60代10.3%でした。20代は両項目とも16.8%で同じ割合です。60代はn=97のため参考値です。 (出所:テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」2026年、単一選択、基数:20代 n=190、30代 n=200、40代 n=249、50代 n=268、60代 n=97) 求人情報で知りたい情報の全12項目は本記事の図表7でご覧いただけます。
夏休み・お盆の時期に転職を考えたいと思っている人はどのくらいいますか。
12.3%です。 テレワーク経験のあるワーキングパーソン1,004名に聞いたテレリモ総研の調査(2026年7月実施)で、夏休み(お盆休み)に働き方やキャリアを見直すとしたら考えたいことをひとつ選んでもらったところ、「今の働き方を続けたい」28.9%、「特に考えることはない」28.3%、「働く場所や時間の自由度を高めたい」21.2%、「転職を考えたい」12.3%、「副業・兼業を始めたい」7.8%、「地方・郊外への移住を考えたい」1.6%でした。 見直したいことのうち最も多いのは「働く場所や時間の自由度を高めたい」21.2%です。年代別では、30代が「働く場所や時間の自由度を高めたい」28.0%、「転職を考えたい」21.0%で、いずれも全年代で最も高くなっています。 (出所:テレリモ総研「お盆のキャリアと求人情報に関する調査」2026年、n=1,004、単一選択) テレワーク条件が転職判断でどう扱われているかは本記事の図表1でご覧いただけます。