転職時「複数社で迷ったらテレワークの自由度で選ぶ」27.4%が最多 ― 転職先に重視する条件は給与・仕事内容に次いで「出社頻度を自分で選べる」36.8%
この記事の要点
- 転職・求人検討時のテレワーク条件は「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」が27.4%で最多。「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」も24.9%(2026年6月・n=1,000)。
- テレワークできる会社への転職で重視する条件は給与・待遇52.1%、仕事内容45.3%に次いで「出社頻度を自分で選べる」36.8%、「フレックスタイム制度がある」34.2%が並ぶ。
- 「フルリモートで働ける」の重視は出社形態で分かれ、フルリモート勤務者56.8%に対しフル出社者13.5%と43.3ポイントの差がある。
| 調査名 | テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」 |
|---|---|
| 調査主体 | 株式会社LASSIC(テレリモ総研) |
| 調査時期 | 2026年5月27日〜6月2日 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査対象 | 20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女 |
| 調査対象地域 | 日本全国 |
| 有効回答数 | n=1,000 |
| 回答数内訳 | 男女別:男性 n=522、女性 n=478/年代別:20代 n=181、30代 n=203、40代 n=249、50代 n=274、60代 n=93/出社形態別:フルリモート n=139、ハイブリッド n=482、フル出社 n=379 |
テレリモ総研は、テレワーク経験のある全国20〜65歳のワーキングパーソン1,000人を対象に、「GW明けの意識と転職条件に関する調査」を2026年5月27日〜6月2日に実施した。転職・求人検討時のテレワーク条件では「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」が27.4%で最多であった。転職先に重視する条件は、給与・待遇52.1%、仕事内容・やりがい45.3%に次いで、「出社頻度を自分で選べる」36.8%が並んだ。
転職時、「複数社で迷ったらテレワークの自由度で選ぶ」が最多の27.4%
転職や求人を考えるときのテレワークに関する条件の捉え方を複数回答で尋ねた。最も高いのは「複数社で迷ったらテレワークの自由度で決める」27.4%であった(図表1)。次いで「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」の24.9%が続いた。
「出社頻度を自分で選べることを重視する」は20.0%、「テレワークより給与・待遇を優先する」は19.2%であった。「テレワークより仕事内容を優先する」17.7%、「テレワーク可能なら多少給与が低くても応募する」16.7%、「フルリモート可能な会社を最優先する」14.6%が続き、「テレワークできないなら転職を考える」は5.0%だった。「テレワークの有無は転職判断に影響しない」は6.6%(66人)にとどまり、テレワークの自由度や制度の有無を判断材料に挙げる回答が上位に並んだ。
それ以外の選択肢では、「今は転職を考えていない」が22.8%(228人)であった。
n=1,000/複数回答/単位:%。灰色の項目は、転職判断にテレワーク条件を用いない回答。
(出所)テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」(2026年)
転職先に求める条件、給与・仕事内容に続くのは「出社頻度の自由」36.8%
テレワークできる会社に転職する場合に重視する条件をみると、「給与・待遇の水準」が最も高く52.1%であった(図表2)。2位は「仕事内容・やりがい」45.3%であった。
続いて、「出社頻度を自分で選べる」の36.8%、「フレックスタイム制度がある」の34.2%が並んだ。「会社の安定性・将来性」は32.1%、「フルリモートで働ける」は24.9%であった。給与・待遇と仕事内容に次ぐのは、勤務時間や出社頻度を自分で選べる条件である。重視する条件を挙げない「特にない」は10.0%(100人)であった。
n=1,000/複数回答/単位:%。
(出所)テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」(2026年)
テレワークを希望する理由は「通勤回避」、1位〜3位にランクイン
テレワーク/出社を希望する理由について、各項目に「とても当てはまる」「やや当てはまる」と答えた割合の合計をみた。「雨や台風の日の通勤を避けたい」が最も高く、80.3%であった(図表3)。「暑さ・寒さの中の通勤を避けたい」は76.9%、「通勤時間を有効に使いたい」は74.7%で、通勤に関わる項目が1位から3位に並んだ。「集中して働きたい」は70.7%、「花粉症・感染症を避けたい」は58.0%であった。
出社を希望する理由では、「同僚と直接会いたい」が35.9%、「気候が良いので出社したい」が32.3%、「家では集中できない」が30.7%であった。
「とても当てはまる」+「やや当てはまる」の合計/n=1,000/単位:%。各項目を5段階で取得し、上位2区分の合計を集計。灰色の3項目は、出社を希望する理由。
(出所)テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」(2026年)
週1日以上のテレワークはすべて希望が実態を上回り、週0日のみ実態が希望の約2倍
希望するテレワークの頻度と、勤め先で認められているテレワークの頻度を比べると、両者の分布には違いがある(図表4)。
テレワークをせず出社のみ(週0日・フル出社)の割合は、そう希望する人が15.3%であるのに対し、実際に認められている人は29.1%と、希望者の約2倍となる。一方、週1日以上のテレワークでは、いずれも希望する人の割合が、認められている人の割合を上回る。週1日は希望17.4%・許容15.0%、週2日は希望20.5%・許容17.8%、週3日は希望14.4%・許容10.4%、週4日は希望10.1%・許容6.9%、週5日は希望22.3%・許容20.8%であった。
n=1,000/単一回答/単位:%。
(出所)テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」(2026年)
出社形態で分かれる「フルリモート」重視、フルリモート勤務者56.8%・フル出社者13.5%
テレワークできる会社に転職する場合に重視する条件を、出社形態別にみた(図表5)。フルリモート勤務者では「フルリモートで働ける」が56.8%で最も高く、「仕事内容・やりがい」43.2%、「給与・待遇の水準」42.4%と続いた。
ハイブリッド勤務者では「給与・待遇の水準」が51.7%で最も高く、「仕事内容・やりがい」が44.4%と続く。「出社頻度を自分で選べる」42.5%、「フレックスタイム制度がある」40.2%であった。フル出社者では「給与・待遇の水準」が56.2%、「仕事内容・やりがい」が47.2%であった。「フルリモートで働ける」は13.5%にとどまり、フルリモート勤務者の56.8%との差は43.3ポイントであった。
フルリモート勤務 n=139/ハイブリッド勤務 n=482/フル出社 n=379/複数回答/単位:%。
(出所)テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」(2026年)※全体の選択率上位2項目と、テレワーク・出社頻度・勤務時間に関する3項目を抜粋した。全項目の選択率は図表2を参照。
続いて、テレワーク条件の捉え方を出社形態別にみた(図表6)。フルリモート勤務者では「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」が38.8%、「フルリモート可能な会社を最優先する」が29.5%であった。一方、フル出社者では「テレワークより給与・待遇を優先する」が24.3%、「今は転職を考えていない」が29.0%であった。
フルリモート勤務 n=139/ハイブリッド勤務 n=482/フル出社 n=379/複数回答/単位:%。
(出所)テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」(2026年)
「テレワーク可能なら多少給与が低くても応募する」20代・30代でともに23.2%
年代別に「テレワーク可能なら多少給与が低くても応募する」をみると、20代と30代がともに23.2%で最も高かった(図表7)。2割を超える水準である。40代14.9%、50代12.4%、60代7.5%と年代が上がるほど低下した。20代・30代の23.2%は、60代の7.5%を15.7ポイント上回る。
年代別選択率(複数選択の一項目)/単位:%/基数:20代 n=181、30代 n=203、40代 n=249、50代 n=274、60代 n=93。
(出所)テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」(2026年)
まとめ:出社形態で分かれる条件、共通するのは給与と仕事内容
テレワークできる会社に転職する場合に重視する条件は、出社形態によって異なる。フルリモート勤務者の56.8%が「フルリモートで働ける」を重視したのに対し、フル出社者は13.5%であった。条件の捉え方でも、フルリモート勤務者の38.8%が「テレワーク制度がない会社は応募候補から外す」を挙げた一方、フル出社者では「テレワークより給与・待遇を優先する」が24.3%であった。
こうした違いの一方で、「給与・待遇の水準」と「仕事内容・やりがい」は、どの出社形態でも上位を占める。全体では給与・待遇52.1%、仕事内容・やりがい45.3%であった。勤務時間や出社頻度を自分で選べる条件は、給与・待遇と仕事内容に次ぐ位置にある。採用側にとっては、給与水準に加えて出社頻度の柔軟性をどこまで示せるかが、テレワーク経験者の応募獲得を左右するといえる。
編集責任者・所長の視点
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よくある質問
- テレワーク・リモートワークの経験がある人は、転職先にどんな条件を求めていますか。
- 最も多いのは「給与・待遇の水準」で52.1%です。次に多いのが「仕事内容・やりがい」45.3%、3番目が「出社頻度を自分で選べる」36.8%です。 テレワーク経験のあるワーキングパーソン1,000名に聞いたテレリモ総研の調査では、テレワークできる会社に転職する場合に重視する条件は、「給与・待遇の水準」52.1%、「仕事内容・やりがい」45.3%、「出社頻度を自分で選べる」36.8%、「フレックスタイム制度がある」34.2%、「会社の安定性・将来性」32.1%、「フルリモートで働ける」24.9%、「評価の公平性」20.3%、「通信費・在宅環境の補助」19.9%、「キャリアパスの明確さ」7.9%でした。重視する条件を挙げない「特にない」は10.0%です。複数回答のため、選択率の合計は100%を超えます。 給与・待遇と仕事内容に次ぐのは、出社頻度や勤務時間を自分で選べる条件でした。 (出所:テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」2026年、n=1,000、複数回答) 最新月のテレワーク条件の動きは「採用動向レポート2026年7月」でご覧いただけます。
- テレワーク経験者が転職先に求めるのは、フルリモートで働けることですか、それとも出社頻度を自分で選べることですか。
- 「出社頻度を自分で選べる」のほうが多く、36.8%です。「フルリモートで働ける」は24.9%でした。 テレワーク経験のあるワーキングパーソン1,000名に聞いたテレリモ総研の調査では、転職先に重視する条件として「出社頻度を自分で選べる」を挙げた人は36.8%、「フレックスタイム制度がある」は34.2%、「フルリモートで働ける」は24.9%でした。 ただし、いまフルリモートで働いている人(n=139)だけは順序が逆で、「フルリモートで働ける」56.8%が「出社頻度を自分で選べる」23.7%を上回っています。 (出所:テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」2026年、n=1,000、複数回答。出社形態別の基数はフルリモート勤務 n=139) 出社形態別の内訳は本記事の図表5でご覧いただけます。
- いまの働き方によって、転職先に求める条件は違いますか。
- 違います。とくに「フルリモートで働ける」を重視する割合は、いまフルリモートで働いている人が56.8%、フル出社の人が13.5%で、43.3ポイントの差があります。 テレワーク経験のあるワーキングパーソン1,000名に聞いたテレリモ総研の調査で、転職先に重視する条件を出社形態別にみると、いまフルリモートで働いている人(n=139)は「フルリモートで働ける」56.8%、「仕事内容・やりがい」43.2%、「給与・待遇の水準」42.4%、「フレックスタイム制度がある」28.1%、「出社頻度を自分で選べる」23.7%でした。ハイブリッド勤務の人(n=482)は「給与・待遇の水準」51.7%、「仕事内容・やりがい」44.4%、「出社頻度を自分で選べる」42.5%、「フレックスタイム制度がある」40.2%、「フルリモートで働ける」24.7%です。フル出社の人(n=379)は「給与・待遇の水準」56.2%、「仕事内容・やりがい」47.2%、「出社頻度を自分で選べる」34.3%、「フレックスタイム制度がある」28.8%、「フルリモートで働ける」13.5%でした。 「給与・待遇の水準」と「仕事内容・やりがい」は、どの出社形態でも上位3項目に入っています。 (出所:テレリモ総研「GW明けの意識と転職条件に関する調査」2026年、n=1,000、複数回答。基数はフルリモート勤務 n=139/ハイブリッド勤務 n=482/フル出社 n=379) 出社形態別の内訳は本記事の図表5でご覧いただけます。

